[vivo]

LUNKHEAD [vivo]歌詞
1.狂った朝

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

目が覺めても悲しいニュ一スは
消えていなかった
解っていたけどこんな日も
息苦しいほど
この世界は綺麗で
青く青く晴れ渡る空の
真下で踏み潰された
名も無き花の命の
その價值は一體幾らだろうか
ねえ、神樣

時計の針を卷き戾して
みたところできっと僕らは
同じ過ちを繰り返すだろう
同じように血は流れて

青く青く晴れ渡る空の
真下で踏み潰された
名も無き花の命の
その價值は一體幾らだろうか
なあ花よ
青く青く晴れ渡る空の
真下で踏み潰された名も無き花よ
誰にも知られずに死んでいった花よ
笑えこの世界を
さあ、笑え


2.何も怖くなどなかった

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

東の空の向こう 今熱を帶びて
世界を染める
照らされた痛みが
「まだ生きている」と
胸の奧を焦がす

忘れていた こんなに空が
綺麗だったこと

もう何も怖くなどなかった
噓だ 本當は怖かった
けど それでも 迷ってたって
朝は來るんだ
悲しみは無くならないだろう
だから 歌が生まれたんだ
ほら何度も 何度だって
前は向けるんだ

心から 震えるような
喜びが 待っている
目の前に 廣がった
暗闇へ 手を延ばせ

何もかも全部 何かの所為にして
笑っていたよ
安全な場所で 戰う振りをして
逃げるのはやめるよ

忘れていた こんなに心が
溫かかったこと
もう何も怖くなどなかった
噓だ 本當は怖かった
けど それでも 迷ってたって
朝は來るんだ
悲しみは無くならないだろう
だから 歌を歌ったんだ
ほら何度も 何度だって
僕は叫んだ

自分のこと 信じるのは
あなたを 信じるのと
似ている 似ている

誰も強くなどなかった
それでもこの世界に
僕らは 何度も 何度だって
期待するんだ
悲しみは無くならないだろう
だから 歌は生まれたんだ
ほら何度も 何度だって
前は向けるんだ
心から 震えるような
喜びが 待っている
目の前に 廣がった
暗闇へ さあ飛び迂め


3.百日紅

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

どれだけ切り裂かれても
感情を伝うこの血は
誰にも見えないから
いつしか慣れてしまうだろう

心さえ殺せば 皮一枚で笑える
鮮やかなこの悲しみよ、
鮮やかに紅く染まれ
朝が來てまた夜が來て
いつか忘れてしまわないように

機の內側に貼り付けたその言葉は
誰にも見せてはいけない
ここでまだ生きていたいなら
廣すぎるこの部屋
獨りで今日も凍える
鮮やかなこの悲しみよ、
鮮やかに紅く染まれ
朝が來てまた夜が來て
いつか壞れてしまわないように

夏が終わり冬が過ぎて
百日の向こうで
鮮やかなこの悲しみよ、
鮮やかに紅く染まれ
朝が來てまた夜が來て
いつか何處かで花笑けるように


4.密室

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

愛なんか知ってる
だけど私は持ってない
あの子は玄く
忘れられた傘みたいに
右手を握り締め 左手をかざして
私がいなければ 私がいなければ
誰にも氣付けない想いが今日も歪んで滲む
誰か氣付いてよ 誰か氣付いてよ
誰にも言えない言葉は今日も
この手を擦り拔けていく

愛された記憶が
柔らかく首を絞める
染みの付いたシャツみたいに
魂も捨てられたら
右手に悲哀を 左手に狂氣を
生まれてこなければ
生まれてこなければ
誰にも氣付けない想いが今日も歪んで滲む
誰か氣付いてよ 誰か氣付いてよ
誰にも言えない言葉が今日も
この手を擦り拔けていく

私がいなくても 私がいなくても
誰にも氣付けない想いが今日も歪んで滲む
誰か氣付いてよ 誰か氣付いてよ
誰にも見えない炎がいつか
私を燃やし盡くす前に


5.シンドロ一ム

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

消せない黑い感情達に殺されそうになる
午前零時の暗がりの中膨れる嫌惡感
飛んだ ○ ※ △
意味が無い何も無い明日も今日も昨日の夜も
ぬるいぬるいぬるま湯の中腐るだけの未來
もしもあれが?あの時?ああして?
あれをこうやって?
そんなのそのうち忘れる
そしてすとんすとんすとん
心が少しだけ弱くなる
だからすとんすとんすとん
誰かに少しだけ會いたくなる
そしてすとんすとんすとん
何かを少しだけ信じたくなる
そして僕達は電子の迷路で繫がりを求め漂う

消せない黑い感情達が溢れ出して凶器
負け犬でもいいから逃げ出したいと願う真理
もしも夜が?明けたら?世界が?
生まれ變わって?
そんな筈が無いって知ってる

そしてすとんすとんすとん
頭が少しだけ弱くなる
だからすとんすとんすとん
誰かを少しだけ呼びたくなる
そしてすとんすとんすとん
何かを少しだけ壞したくなる
そして僕達は深海の隅で溫もりを求め觸れ合う

そしてすとんすとんすとん
心が少しだけ弱くなる
だからすとんすとんすとん
誰かに少しだけ會いたくなる
そしてすとんすとんすとん
何かを少しだけ信じたくなる
そして僕達は現實の世界で真實を求め彷徨う


6.誰も知らない

作詞:山下壯
作曲:山下壯

閉まる扉 震えてた
君の肩 小さな肩
いい氣なもんさ あいつら
笑ってた 笑ってたんだ

本當の君のこと 誰も知らない
忘れない あの日の橫顏

誰にも消せやしない
君の中 叫ぶその聲
星が流れた
今君の淚も流れていった

淚の跡 拭いながら
笑ってた 笑ってたんだ

本當の君のこと 誰も知らない
見とれてた あの日の君の笑顏

誰にも消せやしない
君の中 叫ぶその聲
星が流れた
今君の淚も流れていった


7.泥日

作詞:小高芳太朗
作曲:LUNKHEAD

泥の底で初めて
生きてきた意味を知る

真っ黑な暗闇の真っ白な靜寂で
靜かに「それ」は言った
「どれだけその手が
污れたとしても魂は腐らない」

污れたこの手で 抱き締めた
まだ小さな光を
無力なだけなら 白さなど
この手には要らない

泥を舐めた日の味が
舌の奧にこびりついている

真っ黑な暗闇の真っ白な靜寂で
靜かに「それ」は言った
「どれだけその泥を
飲み迂んだとしても魂は枯れない」

污れたこの手で 抱き寄せた
柔らかな明日を
無力なだけなら 正義など
この手には要らない

污れたこの手で 抱き締めた
まだ小さな光を
無力なだけなら 白さなど
この手には要らない
綺麗なままでは なにひとつ
守る事は出來ない
污れたこの手が 抱き締めた
溫かい泥の中で
小さな光


8.螺旋

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

「くだらないこの世界、
終わりそうな氣配がしないから」
そう言い殘してあの子は飛んでいった

鋼鐵の空
螺旋夢幻見不所以
鎖切った果てに
螺旋夢幻見不所以
見えたものは何?
螺旋夢幻見不所以
泣きたいくらいに私は生きていた
どれだけ捨てたいと願っても

抱き締めて欲しい 強く強く強く
紫の雲が靜寂を染めていく

柔らかい肌
螺旋無限消不由緣
腐りきった果てに
螺旋無限消不由緣
手にするものは何?
螺旋無限消不由緣
泣きたいくらいに私は生きている
どれだけ捨てたいと願っても

螺旋夢幻見不所以
鎖切った果てに
螺旋夢幻見不所以
見えたものは何?
螺旋無限消不由緣
泣きたいくらいに私は知っている
誰もが生きたいと願っていた


9.風の作り方を知っているか

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

風の作り方を知っているか?
とその男は言った
首を橫に振る少年に向かって男は續けた
必要なモノは二つ
それはこの世界と、お前だ
いいか?簡單な事だ
風のない場所に風を生みたいのなら
走れ
それだけだ
さあ、行け
お前のその足で 卷き起こせ
そしてその體で感じろ

體中を驅け拔ける風の中で少年は理解した
僕にとって世界は僕であり、僕が世界なんだ
すると頭の中で男の聲が響いた
そうだ、お前の世界を變えるのはお前自身だ
信じるな 疑え 目に映るすべてを
さあ、行け
おまえのその聲で 叩き壞せ
おまえのその世界を

ああああああ○×※▲□○▲◇×!!!!
風の中で少年は叫んだ
そして、少年は自分の名前を思い出す


10.ゲノム

作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗

生まれてきた事、
いつか死ぬ事を知った時から始まった
生まれた意味を探す旅、
その果てであなたに出會った

あなたがくれたこの唄を
いつかあなたに返そう
目の前に廣がるこの世界に潛む
痛み 悲しみ 憎しみの向こうで手を振る
愛された小さな記憶
僕らは人と生きるために生まれた

人が最後は獨りぼっちだとしても
僕はもうあなたを想いながら
死んでいけるから恐くないんだ

そして見つけたこの意味を
その時あなたに託そう
目の前に廣がるこの世界に潛む
痛み 悲しみ 憎しみの向こうで手を振る
溫かい淡い記憶
あなたは人を愛するために生まれた
この世界に宿る
脆く 儚く か弱い命の
最後に殘された消えない光
あなたは人に愛されるために生まれた

僕はあなたに未來をもらった